「ペトロが、“わたしの足など、決して洗わないでください”と言うと、イエスは、“もしわたしがあなたを洗わないなら、あなたはわたしと何のかかわりもないことになる”と答えられた。」(ヨハネ18、8)
最後の晩さんとは、イエス様が十字架にかかる前に12人の弟子たちと共のした食事会のことを言います。ご自分の最後を知っていたイエス様は、この最後の晩さんで言葉と模範を残す機会とされます。キリスト教のミサ(礼拝)と呼ばれるものの原型がまさにこの最後の晩さんであり、毎週日曜日に行われるミサを通して、繰り返しイエス様と弟子たちの最後の晩さんを記念しています。
実は、イエス様はこの最後の晩さんの時にただ夕食を取られただけでなく、弟子たちの足を洗うことがありました。その昔、イエス様の時代では、サンダルのようなものを履き砂埃が舞う道を歩いていたので、外出から帰って来ると足を洗うことが普通でした。通常は下の人たちが洗ってくれるか自分が洗うことが一般的でしたが、最後の晩さんの時にはイエス様が自ら弟子たちの足を洗い始め、ペトロの番になった時に、上の引用した言葉のようなやりとりがあったようです。
弟子たちのことを、また私たちのことを愛し抜かれたと伝えられるイエス様は、このような模範を残すことによって、私たちが互いに足を洗い合うように愛し合うこと、支え合うこと、かかわりを持つことを望まれました。親御さんと子どもの関係ではもちろんそれ以上のものがあると思いますが、幼稚園での先生と園児たちの関係もたくさんの「関わり合い」を通してそれ以上のものがあると日々感じています。日々の「関わり合い」を通して感じる子どものぬくもり、瞳、微笑みに、、、この大切なものが育まれていくという実感を、今後も大事にして行きたいと思います。 5月は美しい季節です。教会は、特にこの5月をマリア様の月と定め、マリア様に心からの花束を捧げています。聖母の騎士幼稚園では、年長組が中心となってマリア様の神輿を担ぎ、ルルドまで登って行きます。マリア様がきっと受け止めて下さり、園児たちのこれからのことをも、あたたかく見守って下さると思います。
