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「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。」

 イエスさまは譬え話の中で、この世の困っている人たちにしてあげたことが、結局は神様に対する最高の捧げものであると、話して下さっています。困っている人を見て心が痛み、手を差し出すことは、意外に難しいことです。時々未満児のクラスでは、オモチャの取り合いがあります。先生は、“順番順番〜”と声をかけ、公平に譲り合うことを教えます。しかし、下の子が泣くことをみて、進んで譲ることもしばしばあります。決して有り余るものを差し出すことではなく、自分も遊びたいけど、この子のために譲ってあげることこそが意味がある行為です。

2023年度もあと一ヶ月少ししか残っていません。お別れ遠足があって、卒園式があります。年長のバラ組のお友達ともさようなら!を言わないと行けません。これほどあたたかい心と立派に成長してくれたこと、とても嬉しく思っています。一人ひとりがかけがえのない存在です。新しい希望と喜びを見つけ、さらに大きくなることを願っています。この大切な時期に、神様からの豊かな恵みが注がれることを、お祈り申し上げます。