08

「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。(Ⅰコリント10・13)

今日の言葉はイエス様の言葉ではなく使徒パウロという方の言葉です。パウロは、その宣教活動の際に、いろいろな困難に直面し、命の危機からも何度も救われる体験をします。そのようなパウロであったので、今日のパウロの言葉には、人をハッとさせる力と慰めを感じさせ、またやってみようという気持ちにさせてくれます。日本は、正月から地震に見舞われ、その被害が報じられていました。地震と無縁な長崎に住むからと言って、決して無関心ではいられません。被害に遭われた方々のために、心を合わせると共に何か出来ることをして行きたいと望んでいます。それにしても神様はどうして私たちにこのような試練を許されているのか、それは人間の歴史が始まった以来の大きな問いでした。しかし、よく考えてみると、わたしたちに自由意志が与えられています。神様のあたたかい心に離れてしまうことも人間の仕業としてあります。動物、自然も同じように自由意志を持って動いています。それが何かうまく行かない場合衝突し、災難が起こるわけです。しなしながら、私たちはその状況をどのように受け入れ、それを通してどのような希望と未来を描くのか、私たちの手に委ねられています。パウロの言葉のように、神様は「逃れる道をも備えてくださっています」ので、私たちはまた始めることを通して乗り越えて行くことができます。

園児たちは、これからも様々な経験と体験を通して、挑戦し、成長して欲しいと願っています。愛するお母様やお父様、家族、そして神様も味方だから、「大丈夫、頑張れよ!」と声を掛けたいです。