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「すべてのことは実現し、天地から消え失せるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。だから、これらの最も小さな掟(おきて:〜守るべき事項)を、、、守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる」(マタイ5、18〜20)

イエス様は、決まり事、規則、掟(守りべき事項)、法などを充実に守ろうとはせず、その場に置かれている人のことを第一に考える方でした。だからこそ最初、上の聖書のイエス様の言葉を聞いた時には納得が行かず、あれこれ考えてしまいました。

しかし、よく考えると、決して法等が大事ではないということではなく、その文字として存在する裏側に隠されている意図、心、狙い所をよくよく理解し、考えて欲しいということだということに気づきます。

度々園長研修会などで、園児の教育と保育に関するプレゼンテーションの資料を受け取ると、一枚の紙に小さな字でびっしり書き込まれていることを見ると、読む気がしなくなります。

細かいところまで、詳しく書くことによって、考え得る変則的な事態にも対応して安全事故を防ぎ、子どもの保育と教育の質を高めようとするものです。

しかし、イエス様の言葉のように、私たちが文字に囚われてしまうと、本質を失い、道を見失うこともしばしばです。ですので、一枚の紙に書いてある決まり事、規則、掟(守るべき事項)、法の行と行の間、文字の裏側、余白に隠されている心、意図を忘れないことが、天の国で大いなる者と呼ばれる資格を得る必須条件になります。

今年度も去年と続き、理事長の﨑濵神父様を通して五島から芋の苗を仕入れ、年長組の園児たちと運転手の先生方によって植えられました。

実は、この五島から仕入れた苗は、品評会で2年連続全国優勝を果たした苗です。更に、今年度から、ある卒園児の家の協力で奥山の畑で育てられるようになりました。この場を借りて、感謝の言葉をお伝え致します。

さて、秋の収穫が楽しみです。(全国優勝の記事は、こちらからご覧下さい)