「ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。」(マタイ2・14〜15)
私たちのためにイエス様がお生まれになったことを祝うクリスマスがもう直ぐです。聖母の騎士幼稚園の園児たちは、お生まれになるイエス様へプレゼントとしての“聖劇”、その練習に余念がありません。ドキドキした配役発表を終え、自分の役に精一杯向き合っています。
クリスマス会の日が近づくに連れて、園児たちも一段と幼子イエス様に近づくことだと思います。聖劇は、イエス様が馬小屋でお生まれたなったことで終わりますが、実はその話には当然ながら続きがあります。ヨせフ様は、幼子イエス様を殺そうとするヘロデ王様から逃れるために、遠いエジプトに行くことになります。生まれたばかりの赤ん坊と少し疲れてしまた聖母マリア様を必死で守りながらの旅、そして今までの生活基盤を全部捨てることは、とても大変だったと思います。そこには計り知れない「愛」があります。必死に守り抜こうとするヨセフ様の働きに、私たちはいつもご両親の深い愛を思い浮かべます。教会が、特にイエス様とマリア様、ヨセフ様を「聖家族」として敬うのは、こういうところに理由があります。
この季節になると、お父様の転勤や、さまざまな理由で転園していく園児が何人かいます。園での最後の日、こちらとしても何かとそわそわした気持ちで一日を過ごし、最後の挨拶をします。聖母の騎士幼稚園で過ごした日々、その笑顔と、時には泣いた時の顔も思い出され、卒園まで見てあげたかったとつぶやき、とても心が苦しくなります。でも、ヨゼフ様が見せて下さった働きのように、ご両親が守り愛し、これからも元気で幸せであることは間違いありません。聖家族からの恵みが皆様の各家庭でありますように、お祈りします。
