「彼らと共にそれぞれの獣、それぞれの家畜、それぞれの地を這うもの、それぞれの鳥、小鳥や翼のあるものすべて、命の霊をもつ肉なるものは、二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。」(創世記7・14〜15)
聖書の初めの部分では、ノアの箱舟の話があります。悪に満ちた世界をご覧になった神様は、世界を創造されたことを後悔し、すべてを滅ぼすことにします。しかし、ただ一人ノアは良い人であったので、ノアとその家族に箱舟を作らせ、そしてすべての動物の種類の中で一組ずつは箱舟に一緒に入れ、大洪水の中でも救われるようにして下さったという物語です。
幼稚園のすぐとなりの排水のための構造物に、動物の鳴き声が聞こえて来ました。恐る恐る近づいて行くと、可愛いうりぼうが三匹、上の方から落ちて来て段差のために登って元の場所に戻れなくなったようでした。本河内でも、猪による被害があるようで、山との境界線には鉄の柵が張りめぐされています。それでも、うりぼうはどこから入って来たのでしょうね。うりぼうはとても可愛いですが、お母さんの猪が現れたら危険だと思い、業者を呼ぶことになりました。しかし、他でも捕獲作業があるようで、歳を取られた方、一人だけ来られましたが、排水の構造物に降りるだけでも大変そうでした。結局は、反対側に心細い傘をもって私が降りて行き、上に登って逃げようとするうりぼうを下に戻して一匹を捕獲させることが出来ました。小さいうりぼうが突進してくるのを、傘の取手で何とか防ぐことが出来ましたが、その時の振動を今も忘れることが出来ません。
業者を呼ぶことに悩みがなかったわけではありません。何故なら捕獲されたうりぼうは、生きることが出来ないからです。それでも、私たちには守るべきもっと大事なものがあります。
神様は、人間だけのためにこの世を創造したわけではなく、人間と共に様々な動物を一緒に置くことによって「良し」とされました。調和ある世界に、子どもたちが伸び伸びと成長して行きますようにと、願うばかりです。この聖母の騎士幼稚園がノアの箱舟のように、様々な動物と一緒に守られますように。 夏休みを通して、さらに成長した園児たちにこれから会うことが楽しみです。
